こんにちは、永世豊です。

こうしてメルマガを発行するのは
前回11月のメール以来となります。

何かと反響をいただくことも多かったのですが
こうして発行するにあたって
随分とおまたせしてしまいました。

今回は、7ヶ月ぶりのメールということもあって
非常に大事な、というより
「本メルマガ創刊4年目にして史上最高」の
爆熱量をこめて執筆します。

今回お話したいことは長いので
まずは”前半”からお送りさせていただきます。

(後半は明日、同じ時間にお送りいたします。)

最近の近況と7ヶ月の空白期間

18 8 - 永世豊の最終宣言。”裏”にして”真”の目的(前半)

実を言うと
メルマガを書ける状態ではありませんでした。

というのは
年内に入ってから
何度か生死の境をさまよっていたのです。

・虫垂炎(盲腸)の発症
・腹膜炎の発症

たった一ヶ月の間に2回も入院することになりました。
2週間に渡る絶食入院を経験しました。

image 1 - 永世豊の最終宣言。”裏”にして”真”の目的(前半)

正直…
さすがに、こうなってくると
否が応でもなく「自分の内面」と
向き合うことになるのです。

生徒の方にご迷惑だけはかけぬよう
指導体制に
穴を開けないようにすることだけで必死。

病院内のロビーから
緊急案件に対応するコンサルティング活動は
可能な限り継続してきました。

が、そもそもなぜこういう事になったのか。

虫垂炎の原因は
「ストレス」であるというのが
現在の医学的解釈です。

そう、ストレス、です。

今こそ、読者の方に初めて真相を告白します。

僕はこの2年間、あるストレスを抱えていました。

葛藤があったこと

23 4 - 永世豊の最終宣言。”裏”にして”真”の目的(前半)

僕の抱えていたストレス。

それは、自分が信念を持って発信してきたことが
「間違っていたのではないか?」
ということでした。

僕は、起業家コンサルタントとして
この業界に、世に出て以来
一貫して言い続けてきました。

「時間とお金の両立をなそう、と。
そして9割の物理的悩みが解決された人生を送ろう」

と。

そして、私はそれを実現し
幸せになることを体現したかった。

さらに、生徒の方にも
それを再現する道を伝えたかった。

現に、私のたどってきたメソッドを伝えることで

・副業半年で月収100万超えする生徒
・2〜30万の単価のサービスに問い合わせが殺到する生徒
・月額5万のカウンセリングで成約する人
・1500人のフォロワーを0から集めるコーチ
・月収40万を達成し、Webデザインなど事業を多角化するフリーター

等、「自由な時間とお金を両立した世界」
に足を踏み入れる生徒の方々を
輩出してきました。

しかし、その指導を続けるさなかに
まるで指先に刺さった棘が
気づかぬ間に深く、より深く刺さり
痛みを少しずつ強く、訴えるかのように

僕の中に「葛藤(ストレス)」が生じていたのです。

その葛藤とはなにか?

25 5 - 永世豊の最終宣言。”裏”にして”真”の目的(前半)

ということを話す前に…

そもそも
「お金と時間の両立」
を謳ったのはなぜか。

これは、私自身が
「時間とお金の自由」
という”社会的力”がなかったがゆえに
家族のように大事だった人と
別れざるを得なかったという
激烈なトラウマによるものでした。

かつて死を想うほどの後悔を抱え
孤独の暗闇と生き地獄の中で
考えることは一つでした。

本当に愛する人を守るのは
お金と時間だ。

お金があれば、必要な医療や環境を
揃えてあげることができる。

時間があれば、愛する人の傷が癒えるまで
隣りにいてあげることができる。

だから、生まれ変わった気持ちで
今度こそ、力を手に入れる、と。

そういう執念をビジネスに捧げて一年、
私の年収は1200万を突破しました。

ビジネスモデルが間違っていなかったこともありますが
単純にこれは
執念を作業速度に変えた結果でしかありません。

普通の人の4倍速で成功する
と決めてそれを体現した結果です。

そして、その後出会ったパートナーと暮らし
国内外問わず自由に働き
旅やグルメなどを満喫してきました。

そんな日々が、ついに掴んだ幸せが
いつまでも続けば良いなあ、と思っていたのです。

…その一方で。

進化を止めた後に待っていたのは「腐敗」でした

楽園だと思っていた場所にあったのは
「極限的退屈」でした。

「小さな経済的成功」
を収め、慎ましやかに暮らす中で
僕は「自分に嘘をついている」ような気がしてならなかったのです。

それは
「これで、いいのかな…?」
というものでした。

完全にパターン化された停滞

19 6 - 永世豊の最終宣言。”裏”にして”真”の目的(前半)

朝起きる。気づくと14時を越えている。

遅めのご飯を食べる。

生徒の問い合わせに対応する。
コンサルする。
新しく商品が売れる。
収入になる。
報酬画面を確認する。

散歩する。
気分でカフェやレストランに行く。
洋服を買う。2度くらいしか着ないで捨てる。

生徒に教える。
生徒が稼ぐ。
おめでとうといって門出を見送る。

仕事が終わったらゲームする。
Youtube見る。

眠くなったら寝る。

寝付けないときは散歩する。

ほぼこんな、動物園のコアラくらい
変化も刺激もない
パターン化された日常。

これを2年間続けました。

そして、ある程度のまとまったキャッシュを作った後は
このまま投資を学んで
運用益を積み立てて
ひっそりと暮らそうと考えていました。

「永世さん、何を寝てるんですか」

他の起業家にセミナー講師として呼ばれて
上京した時
ある同い年の起業家の友人に言われた言葉です。

「永世さんは、もっと上にいけますよ。
あなたは才能を捨てている。
脳が寝ています」

彼はある業界のトップインフルエンサーでした。

この2年間で事業を圧倒的にスケールを大きくし
その年商にして5000万を超えるという20代です。

「そんなことないですよ」

と。

起業して成功するまで
自己肯定感も貯金も実績も0だった僕。

散々苦労し辛い目にあってきた僕にとって
「今の幸せや安息」はかけがえなく大切なものでした。

だから、この外に出たくない、そう思っていたのです。

「何くすぶっているんですか」
と、まるで僕の内面を見透かしたことを言うような彼の言葉を
僕は、せき止めていました。

まるで、自分の中にある「何かの熱」が
外に飛び出していくことのないように。

仕事の合間にずっと政治や経済のニュースを見ていました

気づくと
夜が明けるまで政治の動画を
Youtubeで見ている。

そんな日々がありました。

自分でも、なぜだかはわかりません。

ただ、知りたかった。

今の世界が抱えている問題はなにか?
それを解決するにはどうすれば良いのか?

そして、そういった社会問題に対して
先陣を切って対処する職業が
政治家、であるわけです。

私はその都度選挙には行きますが
別に特定の支持政党が在るわけではありません。

でも、今の世の中
時代を良くするにはどうすれば良いんだろう。

一つの社会問題に対して
自分の考えをまとめたり
いろいろな社会背景を本で勉強したり
実を言うとその時間は、唯一
時間を忘れるほど没頭していました。

「じゃあ、政治家になるか?」

正直、考えたことはあります。

「選挙に出るか?」

が、違う、とも思っています。

自分なりに、社会や人々に対して
思うことは何かとある。

「この人が、もっとこうなればいいのに」
「もっと、こんなことをしてあげられたら良いのに」

そう想うのですが
私は政治家という世界には向いているタイプではありません。

政治構造を調べれば調べるほど
「志あるものほどへし折られる」
「権力と金を扱う仕事である」
という現実が浮き彫りになってくるからです。

もちろん、崇高な志を持って
政界で活躍される方がいらっしゃることは
存じていますし、そういう方は
支持不支持とは関係なく
一人間として尊敬しています。

しかし、自分の未来を考えた時
どう考えても、そういう世界に入った
自分の未来が、明るいものであるとは考えられませんでした。

そもそも、学歴などに優れたわけでもなく
多くの票を集めて勝てる材料もないので
シンプルに勝算が無い、という理由もあります。

起業家として、何ができるのか?

image 1024x283 - 永世豊の最終宣言。”裏”にして”真”の目的(前半)

「誰かの何かを変えたい」

そんな思いを抱えたまま
僕は悩み直しました。

僕は、時間とお金さえあれば幸せになれると思っていた。

でも、それをそれなりに手に入れてからも…

確かに、「不幸」は減った。

だけど、それは「幸せ」か?

と問われると、何か違う気がする。

あえて言うならば、薄ぼんやりとした
「時間とお金のある日常」を繰り返す僕の人生からは
「輝き」があせていったのです。

そう、例えば…

かつて、ボランティアで千件以上の人生相談に対応し
生身の人の問題解決にあたり
コーチングしていた日々…

過酷なブラック労働生活でしたが
実はあのときほど自分が
「輝いていた」ことはなかったのではないか?

と思い始めたのです。

目の前の人を救うには?
目の前の人の悩みを解決するには?
より人の問題を解決する力を手に入れるために、自分は何を学べば良いのか?

自分でも不思議でした。

だって、あれだけ憧れていた
「お金と時間の両立」を手に入れた僕は

「お金も時間もなく
ただ求めて下さる方々のため
“志”だけを握りしめて走り続けた日々」

が、どうしても、たまらなく
尊く感じてしまっていたのです。

それは危険だ、という心の声。

22 - 永世豊の最終宣言。”裏”にして”真”の目的(前半)

その”思い”は僕にとって危険なものでした。

「せっかく手に入れた幸せを捨てるのか?」
「何不自由ない暮らしを捨てるのか?」

そう、かつての日々はあまりにも
“自己犠牲的”すぎました。

心身をズタボロにすり減らしながら
人生相談面談を重ね
歯医者や心療内科に通うお金すらも
ろくになかったような日々でした。

「冗談じゃない、あれはもうやっちゃだめだろ」

「あんな生活が長持ちしないことくらい、知ってるだろ」

そう、人生を守ること。

現状に感謝すること。

目の前の日々に積み重ねる小さな幸せを
少しずつ積み重ねていくこと。

これこそが、最も人間らしい
幸せになる生き方じゃないか。

自分はもう、幸せになっていいじゃないか。

こんな声もありました。

激突していたのです。

経済的安息を守ろうとする自分の心。

対して

燃え上がるような「志」を抱えて
走り抜く、熱い人生を尊く感じる心。

その葛藤は、1年、2年、と続き、
“3年目”にして爆発しました。

僕は、明朝突然の腹痛に襲われ
意識混濁。

救急車で緊急入院されました。

次回予告

この続きは、また”明日”
送ります。

経済的安定と、自己実現追求。

病床の上で生死の狭間を見つめながら
僕はある”決断”を迫られることになりました。

次回は、病室という精神世界の中で
僕が見出した
”持続可能な豊かさ”
そして
”五大資産に満ちたビジネスライフ”
についてのお話をさせていただきます。

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