セイコーマートに称賛の声が集まっています。
北海道地震で被災し、停電する中でも、営業を続けて温かい食事を提供した、セイコーマートです。
もともとセイコーマートと言えば、顧客満足度で毎年1位を記録し称賛されている、非常にサービスに定評のあるコンビニです。
ほぼ全店で酒類を扱うという、少し変わった立ち位置のコンビニ。
マーケティングなどの戦略を駆使して、他の酒類のチェーン店よりも有利に立ち、北海道内のコンビニではシェア1位を占めています。
そんなセイコーマートの営業姿勢こそが、今回の称賛を集める対応ぶりに現れたと言えるでしょう。
称賛のセイコーマート、その理念とは…
セイコーマートは、その代表取締役の語る企業姿勢が非常に強く現れているコンビニです。
その企業姿勢とは、以下の言葉に表されます。
「お客様のリクエストがあれば、採算度外視で全力で応える」と。
そして、この企業姿勢は、北海道内のみならず他県でも高い評価を得ています。
実際、そういった企業姿勢から来るものとして
サービス産業生産性協議会の顧客満足度調査
そのコンビニエンスストア部門においては、なんと、セイコーマートはほぼ毎年1位を獲得しています。
セイコーマート称賛の影に…
もともとセイコーマートと言えば、地元からもまさに「地域密着型のコンビニ」として
好評を集めていました。
もちろん、セイコーマートの従業員の中にも、自身が被災者だったり、親族が被災したという方も
決して少なくないでしょうし、まさに当事者であったわけです。
にもかかわらずこの対応ができた理由とは
もともと会社側が普段から非常電源キットを書く添付に配備していたことが
その背景となっています。
従業員の車から電源をとって、その電力で営業したということです。
その結果として、セイコーマートの北海道内だけでも、1100店舗ですが、なんとそのうちの1050店舗が
営業を継続したということです。
また、店内でガス調理する設備のある施設においては
おにぎりや惣菜など、温かい料理をできたてで提供していたということもあります。
SNSの投稿者は、そのできたてのおにぎりに感動したのだとか。
これらのこともまさに、セイコーマートの企業姿勢
「お客様のリクエストがあれば、採算度外視で全力で応える」
という精神の表れとも言えるものでしょう。
会社の経営者の利根日頃の意識、社会貢献への強い思いがあるからこそ
災害にも営業を止めず、地域に貢献し
お客様のリクエストに採算度外視で全力で応え続ける
セイコーマートという強いコンビニが生まれたと言えるでしょう。
災害と言った緊急事態であればあるほど
その起業や会社の本質が現れるもの。
しかし、今回の1件で、セイコーマートはうわべだけの「地域密着」ではなく
ほんとうの意味で地域密着のコンビニであったことが
北海道に大きく知れ渡る結果となったのでした。
セイコーマート、称賛は日頃から…
そんな、称賛の声を集めるセイコーマートですが
日頃からその品揃えの豊富さで人気を集めています。
もともとセイコーマートは、拡大していくだけではなく
個人の酒屋さんが看板を変えてセイコーマートになるという店舗が多いことも特徴です。
そのため、24時間営業は強制ではなく、朝開いて夜閉まる店舗も多いです。
だからこそ、その店主の個性が色濃く出ることもあり、
店頭にポリタンクが置いているなど、個人商店的な雰囲気があるという
評判の声も上がっています。
ある意味こういったローカルな店だからこそ
こういった小回りがきくという見方もできるでしょう。
被災して不安でたまらないときに
いつも行っている店がいつもどおりに営業していて、普通に買い物ができるということの心強さは
計り知れません。
このセイコーマートの称賛は、単なる対応だけではなく
その対応の裏側に秘められた、マネジメントの素晴らしさと言えるでしょう。
会社の非常時に対する備え、そして、従業員のそれに協力する姿勢や信頼関係が
見事に現れた今回の対応であったと言えます。
北海道地震の復興、心より願っています。
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