永世です。

 

今回、前職の私のクライアントだった方から

質問をいただきました。

 

コミュニケーションに関する質問…

さらに言えば

「相手の質問の意図を捉える」というテーマの質問でした。

なぜ自分には「質問の意図を捉えて回答することができないのか?」

 

永世さん

大変ご無沙汰しております。
2年ほど前に講演会に呼んでいただいていたT●●●です。

突然のメール申し訳ございません。
現在、就職活動をしております。

 

そして今、面接のことで悩んでいます。

なぜ自分には「質問の意図を捉えて回答することができないのか?」

ということです。

3日前、面接を受けていて、

“質問の意図を捉えていない”ということを面接官の方からコメントされました。

 

自分自身、プレゼンテーションで

よく教授たちからの質問にずれた答えをすることが多々あり

これが質問の意図を捉えられないことと

関係があるのかもしれないと思いました。

 

そこで、永世さんと初めてお会いした時におっしゃられていた、

“自分が上司なら

Tさんには

不動産のような長期的な契約に関わる営業よりも

その前の数をこなす営業をしてもらいます”

という言葉を思い出しました。

 

これは自分には意図を捉えて

回答できていないということを

指していらっしゃったのではないかと考えています。

 

やはりそういうことなのでしょうか。

ここまで長文になってしまい誠に申し訳ございません。

私のことをお忘れになられているかも知れませんが、返信していただければ幸いです。

よろしくお願いします。

 

というご質問でした。

 

コミュニケーション…質問の意図を捉えて回答することができないあなたへ

 

永世です。
お久しぶりのメール、ありがとうございます。

実は、こちらのアドレスは古かったものでして…
返信が遅れてしまい大変申し訳ありません。

もちろん忘れてなどおりませんのでご安心下さい。

私の新アドレスはこちらですので
お気軽に連絡下さい。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
※本メールへの返信も、こちらにお願いします。

さて、質問の件ですが…

こういったテーマについては
なかなか自覚の難しいところでしょうし
深くお悩みのことかと思います。

当時私がT様にお伝えしていた状況を振り返りながら
その面接官の意図を推測するなら

「会話のキャッチボールがうまくいかない」

と感じたということでしょう。

言い方を変えれば
「質問の裏の意図を汲み取れていない」
と感じられているのだと思われます。

…と、表現するなら
T様としてはピンと来ないかと思います。

なぜなら、T様は、非常に頭が切れる方ですし
常に相手の思考を読みながら会話を組み
振る舞う癖があるからです。

ですが、そんな「相手の意図の汲み取りすぎ」もまた
「キャッチボールがうまくいかない原因」
になったりします。

比喩的に表現するなら
「言葉を拾う」という「ワンアクション」に集中しすぎて
結果的に「キャッチボール」の流れが悪くなっている
ということではないかと思われます。

そうではなく
相手の主張と自分の主張を
両方取り持ちながら
「WIN-WIN」の関係を築く。

それが、人間関係の妙味であり
会話のキャッチボール…というか
コミュニケーションの真髄というわけです。

その上で
「面接官 」という立場について論じるなら
「企業にとって有益な人材を見極めたい」という「意図」を前提に
質問を発しているはずです。

その「意図」を前提に
「質問の趣旨」を逆算していけば
適切な回答が導けるはずです。

その視点から、次の面接にトライされてみてはいかがでしょうか。

またお気軽に連絡下さい。

 

追記:返信をいただきましたので、掲載いたします。

ご返信、ありがとうございました。

私を覚えていただいていて、とても嬉しかったです。

 

昨日面接を受けに行くことがありました。

 

その現場で、早速

教えていただいた「WIN-WINの関係」を意識して

会話することを実践してきました。

 

結果は無事通過することができました。
ありがとうございました。

 

今回の面接で永世様のアドバイスが少し掴めたような気がします。

企業側の「立場と意図」を考えながら

「質問の趣旨」を逆算するという

言葉の意味を体感的に感じることができました。

 

しっかり内定を取れるように頑張ります。

 

また機会があれば是非講演会に呼んでください。
今回は本当にありがとうございました。

 

コミュニケーションのバランス感覚…立場と意図の認識

 

私もT様の気持はよく分かるのですが

(前職で実際に対面でお会いしたことがある方ですので)

質問の意図を捉えるには

その質問を発する方の

「立場」を正確に捉える必要があります。

 

例えば

「ここから自宅まで何分かかる?」

という質問があったとします。

 

が、それを発する人の「立場」によって

その質問の「意図」は変わるわけです。

 

 

例えば、「大学の友達」から聞かれた場合

その友達は

『コイツの家は遊びに行ける場所なのか?』

と考えているのかもしれません。

 

方や、それが「就職の面接」である場合

『自宅から職場まで、どれくらいの通勤時間が必要なのか?』

ということを聞いているのかも知れません。

 

 

そういう「相手の立場」を前提に

相手に『知りたいこと』が生まれ

それを言語化したのが質問であるということ。

 

その『知りたいこと』に対して

適切に回答することで

『キャッチボール』が成立するというわけです。

 

『質問』を発する側の『立場』を考えて答える。

 

私も、普段のメールサポートの際には

これを必ず実践しています。

(もちろん、無料であっても)

 

永世への人生相談は

お一人様一度に限り

こちらから受け付けております。

  • 悩みを相談したいけど、信頼できる人が周りにいない
  • 今の状況に希望が持てない
  • 親身になって本気で話を聞いてくれる誰かに、悩みを聞いて欲しい
  • カウンセリングを受けたいけれど、経済的事情や、精神的理由があって受けられない

 

という方は、私がお力になれることもあるかも知れません。

 

様々な条件はございますが、一応無料で受け付けております。

それでは。