永世です。
人生相談が寄せられましたので、私からの回答を記載いたします。
今回の悩みは
・誰からも認められない
・誰からも共感してくれない
・人が羨ましくて仕方がない
そんな方のための回答となります。
当てはまるものがあるのなら、ぜひご覧ください。
相談者様からのお悩み「うつ病で仕事を失いました」
メッセージ本文: はじめまして こんばんは。人生相談させて頂きたく メール差し上げました相談内容 うつ病で仕事を失いました●●●●の●●●●●でエース級社員でした パートさんには 野球観戦や 女性上司とは、同じアーティストが好きで ライブに連れてって頂き お姉さんの様に可愛いがって頂きました 退職後 何度も夢に出てきます (退職後は、疎遠になってしまっています) 夢に出てくると 気になって仕方ないです あと、職場の同僚や社員さんも出てきた事があります 願いが叶うなら 抱きしめてもらって甘えたいです 一緒に泊まりがけの旅行したいです (上司は、既婚で子供いません (上司の娘になりたいです) 疎遠退職時は惜しまれて 皆さんから暖かいメールを頂いたのですが その後疎遠です。
失業のショックや悔しさから 体重も落ちてしまいました 暴力家族から嫌がらせをうけながら療養中 髪はストレスで抜け 身体はガリガリ 食事すら与えられない 食事は傷病手当からスーパーで 買い物し、家族がいない時に調理して食べています。 家族がいる時で 出かけない時は、わざわざ外出して食べています。 周りをみると家族連れとかで 更に孤独を感じます。 また、 心療内科以外に美容皮膚科と漢方内科で治療中 不健康な身体になってしまいました 心療内科昨年夏まで通っていて また、母が主治医に私を検査するように指示して 診断名が発達障害に変わりました。 病院側は私に検査結果を一切見せず その後 母が障害者手帖の診断名の用紙を 区役所から 勝手に障害者手帖を作られるところでした。 発達障害→テレビで特集をやっていました 学生時代の友人が授かり婚したようで 恋愛 結婚1度も彼氏出来たことありません このまま1人でも良いのですが 容姿について黒髪 パサパサ びまん性脱毛症 ●●●●●(女優)さん それから 先日 ●●さんのインスタグラムにコメントしたら、 御本人からいいね! エキストラ●●●●●さんや栗山千明さんとお仕事したい 沢山書いてしまいましたが お返事をお待ちしております |
私からの回答[劣等感が強い、人と比較してしまうあなたへ]
その時、私は外出先だったので
帰り次第メッセージを執筆しました。
その回答を下記に公開致します。
メッセージ拝見いたしました。
さぞお辛いでしょう。 あなたの合われている理不尽な境遇に、胸が痛みます。
と言葉にすることは簡単です。
が、私は言いません。
これからのメッセージ内において 私は、一切同情の言葉を発しません。
あなたは、すでに順調だからです。
いきなりこんなことを申し上げても、意味がわからないと思います。 ですが、どうかこのままお読みください。
あなたが苦しんでいるのは、劣等感に追いかけ回されているから
あなたが今苦しんでいるのは あなたの「思考」が生み出す「劣等感」によるものです。
「他の誰かは満たされている」 「他の誰かは輝いている」
そんな眩しい輝きを「他者」に見出した上で それを目にしながら あなたの心は 「自身が劣っている」と感じているのではないでしょうか。
しかしながら、ここでよく考えていただきたいと思います。
・たとえ以前の上司からの愛情を受けたとして ・たとえ妊娠・出産を経験できたとして ・たとえ女優さんのように容姿に恵まれたからと言って
それで全てが幸せになるものでしょうか?
私は、「違う」と思います。
その夢が一時的にかなったとしても あなたの「行動原理(無意識に渡辺さんを動かしているもの)」が「劣等感」 であるという「本質的な部分」は そんな簡単に変わるものではありません。
つまり、あなたは、これから先 「快適な状態」を手に入れてもなお 「自分以上に輝いている人がいる」と感じたならば その人に対して劣等感を感じることになるのではないかと思います。
また、「良いと感じる状態」というのは いつまでも続くものではありません。
その良いと感じる状態が崩れたその時には あなたは再び劣等感に追いかけられることになります。
劣等感に流されず、現実を見て行動することが課題である
人の性格とは、そう簡単には変わりません。
だからこそ、今のあなたの感じている「劣等感」は あなたの、人生の今の時期における 「あなたの課題」であると言えるのです。
だからこそ私は、「あなたは劣っていて不幸だ」 とは決して言いません。
あなたは「劣等感を生じさせやすい状況」の中で
「劣等感に流されないこと」 「不幸を人のせいにしないこと」 「今の自分に出来ることを直視すること」
という課題に立ち向かっているからです。
あなたが不幸になっている理由
あなたが「不幸」なのは あなたの中のある部分における意識が あなた自身を「不幸にしたい」と望んでいるからです。
(例えば、他者と自分を比較するなど)
そしてそれは、あなたの日頃の「努力(行動・思考)」によって ある程度実現されていると言えるでしょう。
あなたは、他者の人生をWebを通じて見ては一喜一憂し その人々の放つ輝きを見ながら 自分を切り刻んでいるのではないでしょうか。
しかし「輝き」は他の他者に見出すものではないのです。 ましてや、自分を傷つけるための道具ではないのです。
「輝き」は自らの心の奥に眠っているものなのです。
中に眠る「輝き」を 外に表現できるようになった人こそが 周りの人を魅了し、勇気を与えるのです。
あなたの中にもかならずあるはずです。 それを、見つけ、光り輝かせる場所を探すのです。
人生を楽しみたいならば 「人生を楽しむ」ための努力をしてください。
輝きたいと思うなら 「もっと輝ける自分になる」 と努力してください。
「もっと魅力的になろう」 「もっと輝こう」 「もっと人生を楽しもう」
…と。
それらは、「楽」なことではありません。
人生を楽しむというのは、楽なことではないと私は思っています。
思うような結果が出るとは限らないし むしろ、誰かに認められない努力のほうが遥かに多いでしょう。
しかし、そういった努力には「価値」があります。
それは、「前に進んだ」という 自分の「生きた誇り」になるという価値です。
簡単なことではありません。 とても大変です。
しかし、立ち向かってください。
「自分は劣っている」 「自分は不幸である」 という「心の声」に決して流されないでください。
その「課題」に対して、精一杯必死に対峙して、 その「課題」から大いに「学び(人生経験)」を得て、 克服できたときにこそ 「次の課題」がもたらされることになります。
自分の努力を、劣等感で否定しない
言いたいことを月並みな言葉でまとめると こうなります。
「自分を愛してください」
と。
しかし、ぴんと来ないかもしれません。
だからこそ、こう表現します。
「自分の努力を否定しないでください」 と。
この状況の中でもあなたが もがいているのは こうして私にメッセージを送ってきたのは
あなたが心の奥では未だに戦っているからです。 戦おうとしているからです。
課題を乗り越えたいと思っているからです。
今までは、その課題がなんなのか きっと分かってはいなかったことでしょう。
しかし、その課題とはすなわち 「劣等感や嫌悪感と言った感情に流されず、今できることを直視する」 ということです。
その努力が実れば必ず何かが変わります。
その努力が迎える「結果の形」についてはわかりません。
ただし、 「過去」の蓄積によって「現在」が存在しているように 「現在」を変えるならば、必ず「未来」は変わります。
劣等感と向き合うために、所有の心理から使用の心理へ
したがって、これからは 「不幸」を誇るべきではありません。 なぜなら、それではあなたが「不幸な人」になるからです。
自分の「不足」していると感じる点に焦点を向けるのではなく 今あるもので何が出来るか、ということを考えてください。
(アドラー心理学では、これを「所有の心理」ではなく 「使用の心理」として表現しています。※参考文献参照)
誇るべきものは「不幸」ではなく「努力」です。
どれだけ辛くてもめげそうでも 何度でも何度でも前を向く そんな「努力」こそ、自分の人生の誇りとしてください。
では、何を努力するのか?
それは、あなたの心が知っているはずです。
劣等感に流されない クリアな意識で周囲を見渡すならば 「次の自分の行動」が鮮明に見えるようになります。
それを「直視する」「現実を見る」ことこそが あなたの課題です。
それが見えたなら「前」に進んでください。
「前」とは あなたがなりたいあなたになるための行動ということです。
まとめ:[劣等感が強い、人と比較してしまうあなたへ]
長々とお話しましたが お伝えしたかったことはこちらです。
・あなたは「不幸」ではない。 ・あなたは「劣等感」に支配されている状態にある。 ・その劣等感と戦いながら「前に進む」ことがあなたの課題である ・誰に認められる必要もない ・劣等感を埋め合わせる必要はない。 ・劣等感に流されぬよう自分自身の心と戦い、今自分がなすべきことを見つけることが、あなたの取り組むこと ・「今何が出来るのか」「自分は何がしたかったのか」を見つけて行動する ・その行動の結果として、未来が変わる
以上の理由から 私は、あなたに一切同情しません。
なぜなら、私はあなたのことを不幸だなどとは 決して思わないからです。
したがって、同情する要素も理由もございません。
私が見るのは、ただ一点。
こうして見ず知らずの私に対して 勇気を出してメッセージを送った そんなあなたの努力と行動です。
あなたのように、内に抱える沢山の劣等感の中でも頑張って なりたい自分に近付こうとする向上心は いつか人を勇気づけることになるでしょう。
(例えば、このあなたとのやり取り自体が 似た境遇の方にとっては「生きるヒント」になることもあるはずです)
自分の中に荒れ狂う「劣等感」に流されないでください。
劣等感を生み出す自分の思考と戦い、 前を向く心…向上心を持って日々を生きてください。
そしてあなたが「その境遇」から 学ぶべきものが学べた時… その境遇は何らかの形で終りを迎えることになるでしょう。
その時のあなたには、別の課題が待っているはずです。
つまるところ、人生とは、試練の連続です。
その試練を通じて、自分を見つめ、戦い そして学びを得るのが 人の生き方であると今の私は考えております。
あなたの向上心を、私は信じています。 この言葉が、あなたの背中を押す力になると信じて お送りさせていただきます。
この度は、ご相談いただきありがとうございました。 これからも頑張ってください。
永世豊
追伸:参考文献
もしもやることが見つからないというのであれば 以下の書籍を古本屋や図書館などでもいいので 見つけて御覧ください。
参考になれば幸いです。
必読
☆「これでいいのだ わが道を幸せに生きる方法」(飯田史彦) ↑特に強くおすすめします。 なぜ私が冒頭で「順調」という言葉を使ったのか分かるはずです。
オススメ
「嫌われる勇気」(岸見一郎)
次にオススメ
「七つの習慣」(フランクリン・コヴィー) 「原因と結果の法則」(ジェームズ・アレン)
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以上…長い回答でしたが
ご覧頂いた方に参考になれば幸いです。
永世への人生相談は
お一人様一度に限り
こちらから受け付けております。
- 悩みを相談したいけど、信頼できる人が周りにいない
- 今の状況に希望が持てない
- 親身になって本気で話を聞いてくれる誰かに、悩みを聞いて欲しい
- カウンセリングを受けたいけれど、経済的事情や、精神的理由があって受けられない
という方は、私がお力になれることもあるかも知れません。
様々な条件はございますが、一応無料で受け付けております。
それでは。